オルファ心理研究所 心理臨床ワークショップ NETを学ぶ(1日半コース)
― 人生史を語るトラウマ治療 ―
オルファ心理研究所では、研究および相談・治療実践とともに、地域の専門家を対象にした研修会を開催していきます。このたび、これから学びたい方を対象に、「ナラティブ・エクスポージャー・セラピー」研修会を実施することになりました。NET開発者のトレーニングコース(ドイツ、コンスタンツ大学)を修了し、技法の紹介、実践を行っている森茂起(所長)を講師とし、原理から技法まで、実習も通して理解していただけるような研修を提供します。
日時
2026年8月22日(土)12:30〜16:45/23日(日) 9:30〜16:45
会場
神戸国際会館セミナーハウス702号室(22日)、804号室(23日)
〒651-0087 神戸市中央区御幸通 8-1-6
企画・講師
森 茂起(甲南大学人間科学研究所研究員/臨床心理学)
補助
森 年恵(甲南大学非常勤講師)
対象
医療・福祉現場等でトラウマを抱えるクライエントに対する治療、援助を実践している、または実践に興味がある臨床心理士/公認心理師、医師、施設職員などの専門家、大学院生
定員
15名
参加費
20,000 円(参加申込後、振込先をお知らせします)
申込方法
件名を「ワークショップ参加申し込み」とし、本文に、1氏名、2住所、3職業・資格、4所属 (大学院生の場合は大学名・学年)をご記入の上、下記問い合わせ先までお送りください。
申し込み・問い合わせ先:orphainstitute@gmail.com
※定員に達し次第締切らせていただきます。
※参加の可否はメールにて連絡いたします。
※携帯からお申し込みの場合、《orphainstitute@gmail.com》の受信許可設定をお願いします。
プログラム
8月22日(土)
受付
12:15~12:30
講義
12:30~14:00
「ナラティブ・エクスポージャー・セラピーの理論と技法」
実習
14:00~16:00
「花と石ワーク」
質疑・講義
16:00~16:45
「ホットスポットの語りの原理と技法1」
8月23日(日)
講義
9:30~10:30
「ホットスポットの語りの原理と技法2」
実演
10:30~11:00
実習準備
11:00~11:30
昼休
11:30~12:30
実習
12:30〜15:30
「ホットスポットの語りと聞き取り・自伝制作」
休憩
15:30〜15:45
質疑・講義
15:45~16:45
「難局の扱い・解離・適用など+まとめ」
講師紹介
森 茂起(もり・しげゆき)
臨床心理士。専門は臨床心理学、トラウマ学。
甲南大学名誉教授、人間科学研究所客員研究員。
著作:『トラウマ映画の心理学―映画に見る心の傷』(森年恵と共著、新水社、2002年)、『トラウマの発見』(講談社、2005年)、『「社会による子育て」実践ハンドブック』(岩崎学術出版社、2016年)、『フェレンツィの時代』(人文書院、2018年)、『ナラティブ・エクスポージャー・セラピーの理論と実践』(星和書店、2024年)他
翻訳:シミントン『ビオン臨床入門』(金剛出版、2003年)、フェレンツィ『精神分析への最後の貢献―フェレンツィ後期著作集』(共訳:岩崎学術出版社、2008年)、シュトレーベ他『死別体験:研究と介入の最前線』(森年恵と共訳、誠信書房)、シャウアー他『ナラティブ・エクスポージャー・セラピー』(第2版)(森年恵と共訳、金剛出版、2023年)他
森 年恵(もり・としえ)
甲南大学非常勤講師。映画学、甲南大学人間科学研究所 特別客員兼任研究員。
コンスタンツ大学NET研修コース修了者。
上記著作・翻訳の他、論文:「トラウマの模倣と彫琢―『サイボーグでも大丈夫』」(『ユリイカ』,青土社,2023年3月)
翻訳:フィンケルホー『子ども被害者学のすすめ』(共訳、岩波書店、2010年)他
講師より一言
NETでは、トラウマ体験に焦点を当てながら、人生史を詳しく語り、「自伝」を作成していく作業を行います。トラウマ体験に起因する不安、恐怖を処理しながら、統合された自伝的物語記憶を形成することを目指します。曝露(エクスポージャー)の要素を組み込んでいるため、実施するには、原理と技法をしっかり理解しておく必要があります。本研修会では、理論的背景の講義とともに、トラウマ体験の物語化の技法を、デモンストレーションと実習によって学びます。児童福祉分野、医療分野等において、多数のトラウマ的体験を過去に持つクライエントの治療、援助に携わる実践家の参加を期待します。